犬の糞を回収するドローンスタートアップ?「DogDrones」
最初に、犬のウ●コを踏んだことのある人は手を挙げてください。
犬の糞問題をドローンで解決?!
はい、私も3ヶ月ほど前にやっちまった人ですが、あの踏んだ瞬間の感触と悔しさたるや、生半可ではありませんよね。
ときどきチェックさせて頂いている、Drone BorgさんやYahoo Japanの記事でこういうのがありました。
へ?マジ?!と反応したくなるニュースですよね。
社長?のMarc Sandelowskyさんの真剣なインタビュー表情を見るにつけ、そして「伝染病の元ともなりうる犬のウ●コの放置は、解決されるべき社会的課題だ」などの同意せざるを得ない主張などを読むにつけ、それっぽい写真をみるにつけ、なるほど・・・これは確かにビジネスチャンスが有るかも・・・いやいや本当かよ?!しかもフレッシュなウ●コしか対応できないって書いてるし!!!
と、なんともBelieveとDoubtのあいだを高速反復横跳びしたくなるニュースでした。
気になったのでTinki.nlのサイトを実際にチェック
実際にサイトをチェックして見ました。ちなみにオランダのサービスです。
インフォグラフィックスなども活用しながらサービスの意義を主張しており、なるほど・・・と頷かされそうな雰囲気でした。
曰く・・・
オランダでは150万匹の犬がおり、一日あたり350万個の糞が発生
曰く、年間で1.26億キロのウ●コが発生する。
そしてこうした放置された大量のウン●は健康問題や衛生問題を引き起こすものであり、解決されなくてはならないだろうと。
確かに、昔の攻城戦においては、ウン●を投げ入れる事で城内の衛生状態を悪化させ、疫病を発生させる等の攻撃手段として使われていたと聞いた事はあります。
犬の糞放置、ダメ、絶対!
DogDronesの仕組み
犬のウ●コを探索するドローンWatchDogと、犬のウン●専門のルンバとも言うべき「PatrolDog」のペアで稼働するようです。
なるほど、ドローンで運ぶのは、重さの面から限界がありそうですよね!お掃除ロボットのルンバに目をつけたのは素晴らしいとしか言いようがありません。
ドローンは温度センサによって、なま温かい●ンコを感知するとのこと。
しかし、この仕組みであるがゆえに、温度が低下したブツには対応できないというのが現状の課題だということでした。
ニッチながらも立派な社会的課題を、ドローンとルンバという技術を組み合わせて解決するこのスタートアップに、「お、おう、がんばれよ。。。」という気持ちになっていたのでした。
が、その瞬間。。。
な・・・?!
エイプリルフールネタ・・・だと?
この人達は、最初の記事を3/23にリリースし、「エイプリルフールでした」という告白を4/1にやっていました。反則です(苦笑)
従い、ヤフージャパンのニュースのみならず、あのディスカバリーチャンネルやイギリスの大衆紙「サン」など、多数のメディアや人が報じてしまったようです。
以下のページで、このネタがいかに拡散したか、得意げに語られています。
最後に、DogDronesを真顔で説明した動画はこちらです。
Dogdrones from Tinki.nl put an end to the dog poo problem
まんまと騙されてしまったけど
ほぼ日刊ドローンNewsはこりずに、ドローンを使った新しいサービスや面白い活用方法を追っていきます。